こんにちは! NOBです!
先日、知り合いにいきなり「自動売買に興味あるんだけど、FXってどうなの?」って聞かれたので、話が通じると思い込んでしまい、テンション上げ目でチョットだけ話してたんです。
そして相手から「自動平均線ってナニ?」。。へ?「自動」じゃなくて「移動ね!」とか「ローソク足ってナニ?ねっナニ?何?」。。正味2~3分くらいのところでキリ良く退散しましたが。。いやぁ~なんかねぇ、急過ぎて防御できなかったっス!┐(´д`)┌

もぉ~聞き間違いのクセがヒドイんじゃぁ~!!
ちなみにあなたは「自動平均線」使ってますか?笑
それはさておきっ!
「移動平均線」ってのは、世界で最も使用されているインジケーターの1つですね。
NOBも使っていますが、今は3本使いに落ち着いています。≡
しかし、最初は、設定するにも何を基準にしていいのか?
そもそも、なんで表示をした方がいいのか?
種類は?見方は?・・・。
いろいろ疑問が出てきて、何から手を付けていいのかよく分かりませんでしたぉ。。;つД`)
はじめのうちは、なんとなく表示していても「っぽく」見えるんで、 (O´∀`)わーっ!って思いますが、意味分かってないと、 そのうち虚しさいっぱいの気持ちになってきちゃいます。。(◞‸ლ) 笑!
今回も長丁場になりそうなので、興味のある目次から読んでもらってもイイかもです。
。。っということで、楽しさいっぱい!テンション高めでチャートに向き合えるように移動平均線を理解して、チャートマスターを目指して行きまっしょい! ٩(ˊᗜˋ*)وヤーッ!
移動平均線 ~ 其の壱 ~
移動平均線とは、その名の通り ある一定期間の価格(終値)の平均値を移動させながら結んで線を表示させるインジケーターのことです!
しかしながら、移動平均線に付いて説明する前に「チャートとは何か?」「ローソク足とは何か?」を理解しておかなければなりません。(´‐ω‐`)ダリー
その理由とは、移動平均線は 【チャート】値動きの挙動を加工したものだし、【ローソク足】を計算の要素としたものだからです。
そして、移動平均線が分からないと、グランビルの法則やトレンド転換・継続のサイン(押し安値と戻り高値)、そこから派生させた他のインジケーター(MACDやボリバンなんか)も分からないっということになってしまいます。
つまらないかもしれませんが、基礎が分かってないと、今後積み上げていくものがぐらぐらになってきてしましますので、基礎を大事にしながら、今後のトレードに向き合って行けるようにしちゃいましょう!
そもそもチャートとは?
【チャート】
言葉を借りますが「トレーダー達が市場において構築してきたコンセンサス(合意)の記録」です。
もうちょっと砕いていうと、売り手の気持ちを考えたとき、「なるべく高く売りたい!」
でも、買い手の方は「なるべく安く買いたい!」。。っという気持ちがあります。
けど、お互いの主張をパーフェクトの形で満たすことはできないので、双方が歩み寄る形で、妥協して合意をして取引を成立させた取引記録。。ってことですね。

チョット高いけど、106.00なら買ってもイイよ!ちょっと安いけど106.00なら売ってもイイよ!
。。っていう具合で始めて取引が成立するわけです。
縦軸に価格があって、横軸に時間が表示されている中で【ローソク足】が描き出されていますが、ここから、いつ・いくらで、売り手と買い手が取引を行ったか。。っということが分かります。
ローソク足とは?
【ローソク足】(1本のローソク足に注目)
この①の赤丸での高値というのは、このローソク足が形成される時間の中で、最も高く売り買いが成立したところ。
買い手が最も損をしたポイントともいえるわけです。

ここで、必ず意識してほしいポイントは、ローソク足が確定したときに、ヒゲの先から終値にかけて引けているワケですが、この確定の瞬間に「最高値で買ってしまった人ってのは、「含み損」を抱えている状態です。
一方で、安く買えた人たち(終値から安値までにかったひとたち)は「含み益」を 保有することができている状態です。
このことを忘れずに意識しておくことが大事です。

チャートの向こう側にいる自分と同じ生身の人間がいろいろな思惑の中で取引した結果だということを忘れずにいなくてはいけません。(「市場心理」ってやつです)
この市場心理こそが分析に応用できるので。ってか、応用しないといけないのです!フーン(゚σ ゚)
移動平均線とローソク足の関係
ここでポイントは2つ!
①ローソク足と移動平均線の位置関係 ⇒ エントリーポイントを選定
②移動平均線の方向・角度 ⇒ トレンド認識し強弱を判断
①ローソク足とは売買を記録したもの。
移動平均線は、この売買が行われた価格の平均をグラフ化したもの。
②移動平均線より買いの価格(ローソク足)が上にある状態 ⇒ その後、価格が上昇していくと移動平均線からローソク足が離れていきます。
①ローソク足と移動平均線の位置関係
離れていくということは「売り手の含み損が膨らんでいる状態」になっている。。
なので、売り手は不安な状態が膨らみ続けている状態。

一方で、「含み益」を保有出来ている買い手側は、どんどん含み益が出ている状態なので、かなり強気(余裕)でいてられる。 ⇒ ポジションはホールドされる。持ち続ける。

この状態で、売り手にフォーカスするといつまでも含み損を放置しておくわけにはいかないので、早く手放したい。
買い注文を入れることによって売りポジションを手放す状態。買いに回る状態。
⇒ 需給が「買い」に偏ってくる。
⇒ それを見て新規のトレーダーたちは「買い」に付く。
⇒ 市場バランス的にかなりの割合で買い注文が多くなってくる。
⇒買いによる上昇はドンドン加速していく。 。(;゚Д゚)ウォ!

しかし、移動平均線からローソク足が離れていくと、買い手の含み益はかなり大きくなっている状態。
買い手は「そろそろ利益確定をしよーかなぁ~」っと考え始める。 (o-´ω`-)ウムウム
売り手の人達は、そこに行きつく前にポジションを手放してしまっている人が多いので、買い戻すポジションがだんだん少なくなってきているので、新たな買いが入ってこなくなる。

それでも、この時点で、「新規の買いは入ってこないのか?」って思いません?実際、多少はいます。
でも、ここで、思い出してほしいのは、新規の買いの人達は「できるだけ安く買いたい」つまり「人より高いところで買いたくない」っと思っているんです。

この時の皆が買った価格の平均が「移動平均線」として表れているんです。
人より高い価格っというのが、移動平均線なので、そこから価格(ローソク足)が離れすぎていると、買いポジションを新たに持つ人が、なかなかいない状態。
この時点では、新規で入る人、すでにポジションを持っている人、この人たちは「買う」っという選択をしないっとなります。

入るのは、すでに買いポジションを持っている人たちの「利益確定の売りばかり」になるのですね。
なので、買いのペースが一旦弱まる又は下がってきやすいと言えるわけです。
よく「エントリーの時には、移動平均線に引き付けてから買いましょうね!」っというのは、その為なんですね。
これが、ローソク足と移動平均線の位置関係になります。
②移動平均線の方向 ・角度
移動平均線が上昇している時ってのは、売買対象(USD/JPYは左側のドルを指す)の人気が継続している状態と言えます。つまり、高くても買われる対象になってるんですね。
それが、移動平均線の向きを上向けているんです。
日足であれば、おとといよりも昨日、昨日よりも今日。。と、高い価格で取引され続けたから移動平均線が上昇している。

市場心理(人間)とは、今起きている出来事は今後も継続していくだろうと考える様にできています。
移動平均線が上昇している時っていうのは「売りたい!」っと思う人間よりも「買いたい!」っと思う人間の方が、どうしても多くなります!
したがって、移動平均線がどんどん上昇している時に売りを入れるのは「非常に危険!」だし逆張りを使って利益を残すことが難しいっということは、こーゆー理由からなんです。

移動平均線より上に価格があるのに、下がることを期待して売りを入れた人たちもいるが、まだ買いの勢いが残っていて突き上げられて損切りにさせられている人も多いと思われる。
これは、ろうそく足が引き寄せられて、再度買いが入ってきやすい状態だからだということがいえます。

この状態の時、売り(=ショート)を入れたいのであれば、「無暗に逆張りを狙うのではなく」移動平均線、ローソク足が下向き、ローソク足が実体で下に潜り込んだ時になってきます。
以上のように、
①ローソク足と移動平均線の位置
②移動平均線の向き・角度を見る
ことによって、市場に参加している、買い手・売り手の心理・行動が読み取れる。
逆に、トレーダー心理や行動に結びつけて考えないと、ここからどういった売買判断をして行っていいのかが分からなくなってしまうんですね。
なので、今後は以上のような考え方で移動平均線を見てもらえればと思います。
移動平均線 ~ 其の弐 ~
それでは、ようやく具体的な説明に入って行きますぅ~よ!|;-_-|=3 フゥ
移動平均線とは、その名の通りある一定期間の価格(終値)の平均値を移動させながら結んで線を表示させるインジケーターのことです!
MT4の移動平均線の種類
MT4の移動平均線は全部で4種類あります。
- 単純移動平均線:Simple Moving Average(SMA)
- 指数平滑移動平均線:Exponential Moving Average(EMA)
- 線形加重移動平均線:Linear Weighted Moving Average(LWMA)
【以降>加重移動平均線:Weighted Moving Average(WMA)とします。】 - 平滑移動平均線(Smoothed Moving Average、SMMA)
難しそうだし、「とりあえずローソク足の平均値なんでしょ?」って感じで、違いが分からず何となく使っている人も結構いるみたいなので、まずはそれぞれの特徴を紹介します! ^^) _旦~~
あっ!最初に言っておきますが、SMMAやLWMA は、あくまでも知識として知っておくレベルで十分だと思います。
なぜならテクニカル指標として使用している人はほとんど存在しないからですね。笑
まれにEA(自動売買システム)に組み込まれていることがあるようですので、将来MQL4やMQL5でプログラムを組みたいとか思っている人は、特徴はモチロン!計算式まで!覚えておいた方がイイかも知れません。c(´Д`c)ダル~ 笑
SMA(単純移動平均線)
移動平均線といえば「SMA」!っというくらい世界中で1番よく使われている移動平均線です。
指定した期間の終値の平均値を結んで形成されるタイプ。
仮に期間を「5」(5日)にした場合「(A+B+C+D+E)÷5」という計算式になります。
=【 SMA = SUM(終値、期間n)/ n 】 です。
【特徴】
一番シンプルな平均線ですが、例えば、相場が急に動いた場合など、期間内の全ての終値を単純に平均しているので、相場の急な動きに追随できないデメリットがあります。

EMA(指数平滑移動平均線)
こちらもよく使われている移動平均線で、直近の値動きに重点を置いた移動平均線です。
「直近」というのは、つまり1番新しい値動きに重点を置いているので単純移動平均線よりも敏感にローソク足に反応するようになっています。もちろん、計算方法も少し違います。
どのように違うのかというと、指数平滑移動平均線は「1番新しいローソク足の終値」を2回足して平均値を求めます。
仮に期間を「5」に設定した場合は「(A+B+C+D+E+E)÷6」このような直近の値動きの比重が少しだけ大きくなる式になります。
【特徴】
相場の動きをいち早く反映させる分、感度は高くなりますが、ダマしが多いといったデメリットもあります。


特にボラティリティ大きい個所では相場の動きをいち早く反映させているので、感度は高くなってますね。
感度が良いので、使いこなせれば強い味方になるでしょぅ!
だけど、やはりダマしにあう場面も否めないといった感もあるということは、損切りに気を付けないと。。ですね。
WMA(加重移動平均線)
単純移動平均線のデメリットを克服するため、直近の価格に比重を置いた平均線です。
例えば、5日平均線の場合、5日目(直近)の価格を5倍、4日目の価格を4倍、3日目の価格を3倍、と、直近の価格をその日数で掛けて、価格に重み付けをします。
(A×1+B×2+C×3+D×4+E×5)÷(1+2+3+4+5)
【特徴】
単純移動平均線のデメリットを克服するため、直近の価格に比重を置いた平均線です。
そして、より早く売買タイミングをつかむために単純移動平均線の補完として併用します。


管理人NOBがローソク足とMAの関係性を見るとき、「MAにヒゲではなく実体が抜けたとき。。」をルールにしているので、自分に合った移動平均線を使うことが大事です。
ー SMA・・ 実体で抜けている
ー EMA・・ 実体ギリタッチ?(抜けてない)
ー WMA・・前後の足がタイミング
SMMA(平滑移動平均線)
平滑化移動平均は直近のレートに過去のレートの影響を直近に近いほど大きく加味して、滑らかな動きとすることで、レートの細かい値動きに隠れた大局的なトレンドを見極める分析手法をテクニカル指標へ応用したものとなります。
計算式もあるんですが、モー意味わからんからは割愛します。。っと言いたいところですが、知りたいマニアックな方もいいると思い、やっぱり記載しておきます!笑
まず最初の値を以下の計算式で算出します。
SMMA1 = SUM(終値、期間n)/ n
まずは期間n(たとえば5日間)の終値を合計(=SUM)します。それを期間n(5日)で割ります。
ここまではSMA(単純移動平均線)の計算式と同じですね。
2番目以降の値を以下の計算式で求めます。
SMMA2 =(SMMA1 ✕(nー1) + 終値) / n
SMMA3 =(SMMA2 ✕(nー1) + 終値) / n
SMMA4 =(SMMA3 ✕(nー1) + 終値) / n
…
前日のSMMA値を4倍(=5−1)して当日の終値を合算し、それを期間5で割ります。
4倍する理由は「期間5」のうち、直近SMMA値の比重を大きくする(n-1、つまり…5−1=4倍)ためです。
【特徴】
ノイズを除去してトレンドを抽出しています。


SMAのように過去の値と直近の値を同等に扱わない(=直近の値に比重をかける)ので、過去値の影響を最小限にする効果があります。
結果的にノイズを低減させるわけですね。
ノイズを除去しているため緩やかな曲線を描きます。
EMAほど直近に比重を置きすぎることがないので、より滑らかな曲線を描きます。
上記以外にも移動平均線は多数あります。
二重平滑単純移動平均(DSMA)汎用化二重指数平滑移動平均(GDEMA)ハル移動平均(HMA)・・などなど。
興味があれば調べてみてください!(・∀・)
どの移動平均線がいいのか?
MT4の移動平均線をメインに見てきましたが。。

結局、どの移動平均線がいいのんですかぁ~?

パイセン
結論から言うと、どれが一番いいかなんて一概には言えないのゼィ。
それぞれメリットもあればデメリットもあることをふまえて、いろいろ使ってみるのが一番なのだゼィ!

まぢかぁ~!ズバッっと教えたってぇなぁ!

んじゃ、まぁ~初めての人には「SMA」か「EMA」がおススメなのだゼィ!
なかには、短期線だけEMAで中・長期線はSMAってトレーダーの方もいます。…(・ω・。)ホー
この2つはメジャーなので、手法や設定方法のノウハウも多様に存在しています。
なので、困ったときに問題が解決しやすいですし、ポイントも分かりやすいですよね。
それに、初めのうちは誰も見ていないような(使っていないような)インジケーターを使ってもタイミング取りづらいから意味ないですしね。
移動平均線の期間設定は?
最初の画像のように1本の移動平均線だけでも、なんとなくの相場状況を把握したり、トレード戦略を立てようと思えばできないこともありません。
しかし、移動平均線は1本より、しっかりと意味のある線を複数表示して分析を行った方が楽だと思いますよ。
そんな僕ら凡人は、無理をしなくても、もっと楽に分析ができるようにぃ~。。
移動平均線は「短期・中期・長期」の3本セットで使うことをおススメします!

そしたら、それぞれの移動平均線の期間はどーすんの?
結論からいうと、短期は15か20(21)か25、中期は50か75、長期は100か200と、短期・中期・長期の中から一つずつ選択するのであれば、どれを選んでもOKです。
一般的には「20・50・100」か「25・75・200」の組み合わせが多いと思います。
誰も見てないような期間で表示しても、意味のない(誰も意識しない)平均線になってしまいますからねぇ~。|д゚)
実際に表示すると、こんな感じです!

ちなみにNOBは
「20・50・100」 設定にしています。
期間はトレーダーによってバラバラです。
。。っということはァ。。
パラメータの厳密な最適化というのは時間と労力の無駄かと。。(´ε`;)
大事なのは、選んだ期間の移動平均線を、自分の中で消化して実践で使いこなせるようになるという事ですかね。
移動平均線の基本的な使い方って?
移動平均線の概要は分かりましたかぁ?( ´∀`)σ)Д`) プニュ
これからもMAを使っていこうとするなら、長~いお付き合いになりますから、しっかり覚えておきましょう!
その方がグッとFXでの勝率があがりますYO!(σ・ω・)σYO♪
移動平均線(MA)の向き・角度・ローソク足との位置関係に注目!
上の「 移動平均線とローソク足の関係 」でも概念的に少し触れましたが、これをもって、相場の環境認識やトレードの手法を組み立てることが出来ます。
【 移動平均線の見るべきポイント 】
・移動平均線の向き : トレンド方向確認
・移動平均線の角度 : トレンド強弱判断
・ローソク足との位置関係:エントリーポイントを選定
より具体的に詳細を見ていきましょう!
トレンドの方向確認
為替相場の動きは、上昇するか、下降するか、それとも横ばい(レンジ)かの3つしかなく、上昇している時は“買い”、下落している時は“売り”、横ばいの時は“様子見”の選択肢が安全・安心ですので。

直近の日足
ドル/円チャートです。
一目瞭然ですね。
横這いもチャンスありですが、ここは一旦、様子見で。
トレンドの強弱判断
移動平均線の角度は、そのトレンドの強弱を表します。
移動平均線の角度が急な程、トレンドが強いことを示しますが、逆に、角度が緩やかであれば、トレンドが弱いことを示し、トレンドの終りが近づいていることを暗示しています。
下のチャートの場合、下降トレンドから上昇トレンドに転換し、最初は緩やかな上昇でしたが、次第に上昇の勢いが強まり、ビヨ~ンっと移動平均線の角度が急になっています。

その後、上昇の勢いが弱まると、移動平均線の角度も緩やかになり、最後はトレンドが転換し下降トレンドに転換していくことになります。
エントリーポイントの判断
大局的にエントリーのポイントを移動平均線とローソク足の位置関係で見ることができます。
大きく6つのパターンですね。
上で触れた3つのトレンドの方向に対し、ローソク足が移動平均線の上に来ているか?下に来ているか?で6つのパターンになるわけです。
- ① 上向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ② 上向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
- ③ 下向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
- ④ 下向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ⑤ 横向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ⑥ 横向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
①と③は、為替レートが移動平均線を先導していて、非常に強いトレンドが形成されていることを示しています。
一方、②と④は、為替レートと移動平均線が逆行していて、トレンドが強い場合には、レートは移動平均線に引き寄せされる可能性があります。
そして、これらの移動平均線の向きとローソク足の位置や動きに着目をし、トレード手法として確立されたのが、「グランビルの法則」です。
今回は紹介までに留めておきます。
「グランビルの法則」 だけで1記事分になってしまうので後日説明いたします。。m(_ _”m)ペコリ

移動平均線 ~ 其の参 ~
「グランビルの法則」の他にも移動平均線でチャンスタイムを知らせてくれるパターンがあります。
今回は移動平均線をせっかく複数使っているので、そちらのパターンをメインに説明していきます!
ゴールデンクロス(GC)とデッドクロス(DC)
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が、中期または長期移動平均線を下から上へ突き抜けることです。
デッドクロスは、先ほどのゴールデンクロスとは逆に、短期移動平均線が、中・長期移動平均線を上から下へ突き抜けることです。
ここで重要なのは、短期中期がクロスしたポイントをそれぞれ「ゴールデンクロス・デッドクロス」と呼びますが、長期MAが逆方向に向いていると、すぐにレートの勢いはなくなる可能性が大です。

その証拠に、ゴールデンクロスを作った後、レートは勢いが強まらず、すぐに下落しています。
また、ゴールデンクロスは「上昇トレンドの予兆」、デッドクロスは「下降トレンドの予兆」にもなります。
そして、新たなトレンドが発生するということは、それまで続いていたトレンドの終了も意味しますので、「ゴールデンクロス≒下降トレンドの終了」「デッドクロス≒上昇トレンドの終了」でもあります!
パーフェクトオーダー
移動平均線を分析していると 短期・中期・長期の3本の移動平均線が順番にキレイに同じ方向に並んでトレンドが発生している状態に出くわします!
これはいわゆる「チャンスタイム」を暗示するパターンです。
そう!それが「パーフェクトオーダー」です!

名前がカッコイイだけでなく、まさに「理想的なトレンド相場」ですねぇ~!
「パーフェクトオーダー」時はトレンドフォローが大原則です!
間違っても逆張りせずに、「押し目買い」「戻り売り」を遵守しましょう!
押し目買い・戻り売り
移動平均線を表示させることで、相場の反発状況がチャートで見やすくなります!
もし、移動平均線が無かったら。。

どこで、反発するか見極めるのが非常に困難です。。見当つきますか?笑
出来上がったチャートを見てるので、方向性は分かりますが 実際はある程度、上下の波を繰り返しながら高値・安値を作りだしていきますよね。
この時の上下の折り返している動きは、過去の値幅やパターンなどを元に分析していくのですが、実は移動平均線が示す平均的な価格が反発のポイントとして意識されることが多いんです。
そこで、1本の短基線を表示してみましょう!

どうですかぁ?
いきなり分かりやすくなった感じしませんか? ちなみに20SMA表示です。
下降トレンドは、上に行きたそうに20SMAを何度も実体で抜けてトライしてますが。。戻されてちゃっています。(>ω<、)クヤシーデス!
上昇トレンドに関しては、バッチリ図ったように20SMAで押し目をつけてがサポートになっているのが分かります!(° ꈊ °)✧キラーン
さらに50SMAも表示させてみましょう!

んー!分かりやすいですねー!
下降トレンドに関しては、中期線がレジスタンスとして、かなり意識されていたようです。
反発箇所分かりますか?
GC/DC切り替わりの前後でコレだけあります!

何度も言いますが、これで移動平均線が示す平均的な価格が反発のポイントとして意識されることが多いコトが分かってもらえたかと思います。
。。っということで!
◎移動平均線が下に向いている時は、大きな流れは下方向
⇒ 平均値で反発したところで売る【戻り売り】といい
◎移動平均線が上方向に向いている時は、大きな流れは上方向
⇒ 平均値で反発したところで買う 【押し目買い】といいます。
この仕掛け方はなるべく相場の優位なポイントを狙うため、損切りにかかりづらくなおかつ相場の流れに沿って仕掛けるので、利益が大きく見込めるといったメリットがあるのです!v( ̄ー ̄)v
まとめ
一気に駆け巡ってきましたがいかがだったでしょうか?
2記事分のボリュームになってしまった気がします。。(*´ω`)
しかし、其の壱が長かった。。根本の部分なので端折れなかったんです。。ヾ(´ε`;)ゝ ふぅ。。。
全てのテクニカルで言えることですが、他のテクニックと併用することで精度は上げられますね。
今回の移動平均線を知ることで、より具体的に「どこでポジションを持てば、リスクが少なく大きな利益を得られるか」について、また更に一歩、FXへの理解が深まったのではないでしょうか。
移動平均線と併せて水平線と平行線(チャネルライン)はセットかなぁ~っと考えますので、近いうち記事を書いていきたいと思います。なので、グランビルはもう少し後でいいかなぁ~。。笑
今回も長い間お付き合いいただいて本当に有難うございました。🙇
本日もこの辺で!それでは次回までごきげんよー!
9月に入り寒暖差の激しい日が続いておりますが、皆様におかれましたは体調を崩さぬよう くれぐれもご自愛くださいませ。
NOB
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